財産について

生命保険は残すべきか―保険と個人再生6

※このコラムは、記事作成時点において当事務所が取り扱う個人再生事件に関する内容を記載したものです。財産の扱いや、申立における方針については、各専門家や裁判所によって異なることがあります。実際に申立てされる方は、担当弁護士や裁判所に確認したうえで手続きを進めるようお願いいたします。

定期保険、終身保険、養老保険…何が必要か

生命保険には、

  • 加入期間中だけ保障される定期保険
  • 保障が一生涯続く終身保険
  • 一定年齢に達すると以後定期的に支払われる養老保険

の3種類があります。

 

販売されている商品は、死亡補償だけのものや、特定疾患にかかった場合や一定時期に一時金が支払われるものなど様々です。

 

生命保険は、一般的に医療保険よりも月々の掛金が高額であり、再生手続きで返済予定額の積立が厳しい場合、解約もしくは低い保険料に組み直しを検討することが多くあります。

(つづく)

 

保険は個人再生手続きに影響する?―保険と個人再生1
損害保険と再生手続の関係―保険と個人再生2
自動車保険の加入率―保険と個人再生3
個人賠償責任保険の財産価値と解約―保険と個人再生4
事業用賠償責任保険―保険と個人再生5
生命保険は残すべきか―保険と個人再生6
生命保険に関する必要資料―保険と個人再生7
医療保険は再生でどう扱われる―保険と個人再生8
所得補償保険は継続か、解約か―保険と個人再生9
学資保険の継続と再生手続き―保険と個人再生10

監修者情報

弁護士

吉田浩司(よしだこうじ)

専門分野:債務整理事件(任意整理・個人再生・自己破産など)

2004年(旧)司法試験合格 2006年弁護士登録、2010年8月にTMG法律事務所開業。任意整理、個人再生、自己破産等の債務整理事件に数多く取り組んでいる。特に個人再生の取扱が多い。