固定費とは―家計管理のコツ2
毎月の利用料…本当に必要?
さて、カードの利用明細、通帳の履歴をじっくり見ると、不必要な支払いが多いことに気付くのではないでしょうか。
たとえば、あまり使わないアプリやケーブルテレビの月額利用料、新聞、レンタル掃除用具、ウォーターサーバー、参加しない団体の会費…など。
こういった不要な費用の引き落としがある場合、すぐに解約に取り掛かりましょう。
たとえ月々300円の支払いでも、5件もあれば、年間にすると1万8000円になります(300×5×12)。これらを解約することで、今後1年間で苦労せずそれだけのお金が手元に残るのです。
商品やサービスを使っても使わなくても毎月費用がかかるものを「固定費」といいます。家計管理の第一歩は固定費の見直しからです。
次回は固定費についてさらに詳しくご説明し、節約のきっかけをお伝えします。
(つづく)
履歴の活用法―家計管理のコツ1
固定費とは―家計管理のコツ2
住居費の見直し―家計管理のコツ3
電話料金の見直し―家計管理のコツ4
保険料の見直し―家計管理のコツ5
保険解約をためらう方は―家計管理のコツ6
クレジットカードの整理―家計管理のコツ7
預金口座の整理―家計管理のコツ8
現金支出の管理(その1)―家計管理のコツ9
現金支出の管理(その2)―家計管理のコツ10
監修者情報
弁護士
吉田浩司(よしだこうじ)
専門分野:債務整理事件(任意整理・個人再生・自己破産など)
2004年(旧)司法試験合格 2006年弁護士登録、2010年8月にTMG法律事務所開業。任意整理、個人再生、自己破産等の債務整理事件に数多く取り組んでいる。特に個人再生の取扱が多い。