振込?振替?再生認可後の支払方法は―再生計画4
自分で振込手続きを忘れずに
全8回に分けて再生計画にしたがった支払について解説しています。
第4回は、再生債務の支払い方法についてご紹介します。
一般に、カードローン、クレジットなど借入中の返済は、「口座振替」による引き落としが広く使われています。引き落としが間に合わなかったときに限り、銀行振り込み、コンビニ払いなどを利用されることが多いようです。
しかし、個人再生認可後は、3~5年間の弁済期間中、すべて「銀行振込」によって支払うのが基本となります。
複数の会社宛に毎月きまって振込作業をするのは大変な作業です。
そのため、当事務所では、認可後も別途ご依頼を受けて返済資金を預かり、「支払代行」を担当することもあります。
そのほか、銀行ごとに「振込予約」「定額自動送金」などのサービスが用意されており、これらを利用して支払い忘れを防ぐことが考えられます。
再生の返済を行う方は、このようなサービスを利用して、忙しい月末に振込忘れのないようにしたいところです。
個人再生手続における「再生計画」とは―再生計画1
個人再生手続で返済総額はどうなるか―再生計画2
少額債権の定め―再生計画3
振込?振替?再生認可後の支払方法は―再生計画4
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再生認可後いつから払い始めるか―再生計画6
再生計画の変更―再生計画7
ハードシップ免責―再生計画8
監修者情報
弁護士
吉田浩司(よしだこうじ)
専門分野:債務整理事件(任意整理・個人再生・自己破産など)
2004年(旧)司法試験合格 2006年弁護士登録、2010年8月にTMG法律事務所開業。任意整理、個人再生、自己破産等の債務整理事件に数多く取り組んでいる。特に個人再生の取扱が多い。